当記事では日本語文法における「付属語」について解説します。
付属語という言葉の意味や種類、用法などについてわかりやすくご紹介しますので、ぜひこの機会におさらいしていって下さい。
また日本語文法の全体像は下記の記事で解説していますから、付属語だけでなく全体的におさらいしたい方は、併せて参考にしてください。
付属語とは
付属語とは、それだけでは意味を持たず、自立語をサポートする役割を持つ言葉のこと。
付属語は「助詞」と「助動詞」のどちらかになりますが、助詞には活用がなく、助動詞は活用があるという違いがあります。
- 格助詞(「〜が」「〜に」等)
- 接続助詞(「〜と」「〜ので」等)
- 副助詞(「〜は」「〜も」等)
- 終助詞(「〜な」「〜ねえ」等)
- 「〜れる」「〜よう」「〜まい」「〜そうだ」等
丸暗記するというよりも、こういう働きの言葉だと理解しておくと良いでしょう
付属語の種類と用法
それでは、付属語である助詞と助動詞について、少し詳しく解説しておきます。
助詞
助詞とは、会話の方向性をコントロールする役割を持つ言葉のこと。さまざまな自立語と一緒に使われる付属語で、活用のない品詞です。
「は」「が」「も」など。
種類も多くて覚えようと思えば大変な品詞ですが、ぜひその役割を理解して、適切に使えるようになりましょう。
助動詞
助動詞とは、言葉の後ろにつけることで意味を付け加える役割を持つ言葉のこと。単体では成立しない「付属語」で、活用があることが特徴の品詞です。
例えば「書く」という動詞は、「書かれる」「書かせる」「書かない」など、色々と語尾が変わって(活用して)様々な意味で使える言葉ですね。
上記例で「書く」の語尾についた「れる」「せる」「ない」といった言葉が、助動詞です。
単体では意味が通じず、このように他の言葉の語尾につくことで言葉を成り立たせる品詞だと覚えておきましょう。
まとめ
付属語は「言葉の単位」のなかで最小の要素である「単語」の種類の一つです。
単語や言葉の単位についてもおさらいしておくと理解が深まりますので、ぜひ下記の記事もあわせて参考にしてみて下さい。