疑問符とは?意味や用法を具体例をもとに解説

当記事では、日本語における「疑問符」について解説します。

日本語の原稿執筆における疑問符の意味や用法、使う際の注意点などをわかりやすくご紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webディレクター
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

疑問符とは

疑問符とは、疑問や問いかけをあらわすために文末につける「くぎり符号」のこと。「?」の記号が使われます。

文化庁が昭和21年に発表した『くぎり符号の使ひ方』では「普通の文には原則として用いず、必要におうじて疑問の口調を示す場合に用いる」と用法が指定されており、現代でも慣例的にそのルールを踏襲して使われています。

よってあまり多用するものではなく、あくまで文のアクセントとして用いる符号だと覚えて下さい。

疑問符の用法

疑問符は、疑問や問いかけを表現するために、下記3つの場所で使われます。

  • 通常文の文末
  • 会話文の文末
  • 独立語(感動詞)の後ろ

具体例を出しながら、これらの用法をご紹介していきます。

通常文の文末に用いる

疑問符を通常文の文末に用いることで、読者に問いかけるようなニュアンスをあらわせます。

  • いかがでしょうか?
  • ご存知ですか?

さまざまなメディアや誌面でよく使われる用法です。

会話文の文末に用いる

疑問符を会話文の文末に用いることで、疑問の口調をあらわせます。

  • 「ええ? そうなのですか?」
  • 「これは……やったか?」

慣例的に括弧内の文末にくぎり符号の句点「。」は用いられませんが、疑問符はあくまで一つの表現として用いられます。

単体で用いる

疑問符を単体で用いると、無言で疑問をあらわす表現になります。

「?」

一般的な文章ではあまり使われず、主に漫画や小説で用いられる表現です。

疑問符を使用する際のマナー・注意点

後ろに文が続く場合、1マス空白を入れる

疑問符の後ろに文が続く場合、空白を入れると読みやすくなります。

ご存知ですか? 今、Webライターという仕事が人気なのです。

慣例的なものですが、出版業界では割と一般的な表記ルールです。読みやすくなりますので、特に指定がなければ全角で1マス空けると良いでしょう。

ただし表記ルールが定められている場合は、それに従って下さい。

トンマナを守って使う

そもそも疑問符を用いるか否かは、そのメディアや誌面ごとにルールが定められていることがほとんどです。

「基本的に疑問符は使わない」と決めているメディアも多くありますので、表記ルールを確認し、各サイトのトンマナを守ることを優先にして下さい。

まとめ

疑問符を適切に用いることで、豊かな表現の文章に一歩近づきます。

トンマナや表記ルールを守りながら、より良い文章を書くために工夫して使ってみて下さい。

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