共起語とは?調べ方やSEO対策に活用する方法を解説

SEOライティングにおいて、関連キーワードやサジェストキーワードと並んで大切なのが「共起語」です。

書いた記事がわかりやすい文章になっているか確認するために、記事メンテナンス時などには共起語をチェックしてみてください。

共起語を考慮するメリットや調べ方、活用法について解説します。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webディレクター
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

共起語とは

共起語とは、とあるキーワードについて解説する文章中で、とくに頻出する単語を指します。

例えば「文章力」というキーワードの共起語として「表現」「構成」「ビジネス」「書き方」などが挙げられますが、これらは「文章力」について解説するときに概ね必要になる言葉です。

そのキーワードについて解説するとき、自然と同時に使われることになる言葉が共起語だと捉えておきましょう。

共起語を考慮して記事を書くメリット

文章を書くときに、共起語を意識するメリットについて解説します。

その文章の対象者を明確にできる

共起語を意識的にコントロールすることにより、文章のターゲット読者を明確にできるメリットがあります。

例えば「文章力」について解説する記事に、「資料」や「ビジネス」などの言葉が多く含まれていると、社会人向けに書かれた文章だと判断できます。

これが学生向けなら「レポート」などの言葉が多く出てくるでしょうし、あるいは小説家志望の方向けなら「表現」などの言葉が出てくるかもしれません。

共起語を意識することで、伝えたい相手に最適な言葉を選ぶ手助けになります。

文章の信頼性が上がる

とあるキーワードについて解説するときに、共起語がバランスよく配置されていることで、その文章の信頼性が上がります。

例えば「レンタルサーバー」について解説するときに「データベース」や「SSD」「MySQL」などの専門的な言葉の共起語が入っていることで、周辺知識まで豊富な方が書いた文章だとわかります。

上記の共起語が入っていない記事と見比べた場合に、やはり専門的な部分にも触れている文章の方が信頼できそうですよね。

共起語を意識することで、文章の信頼性を担保する手助けになります。

共起語をSEO対策に活用する方法

「共起語」という言葉が多く使われるのは、SEOライティングの現場です。

昔は「ページ内に関連する言葉を多く含めるだけで検索順位が上がる」といった時代がありましたが、2022年現在は状況が変わっています。

あくまで検索上位の記事を分析する際の一つの材料として活用しましょう。

共起語をSEO分析に活かすための具体的な手法についてお伝えしていきます。

記事に共起語を追加する

もっともわかりやすい活用法が、SEO上位の記事でよく使われている共起語を自分の記事に追加することです。

とはいえただ単語を適当に追加するのではなく、きちんと文脈に沿って、解説をよりわかりやすく補足するようなイメージで追加することが大切です。

共起語外の関連用語を記事から削る

より正しくわかりやすく解説しようとするあまり、専門的すぎる言葉を使ってしまったり、話を具体的にしすぎてしまったりする場合があります。

もしもSEO上位記事では共起していない専門用語をつかっていた場合、削ってわかりやすい言葉に修正すると、より読者が求めている記事に近づけられる可能性があります。

共起回数を参考に記事のタイトル・見出し構成を調整する

SEO上位記事に頻出している共起語ほど、その事柄を解説するのに必要になる言葉だと判断できます。

ならばよく共起している言葉を見出しに持ってきたり、タイトルに含めてみたりすることで、より読者が求める情報に近づけられる可能性があります。

サジェストキーワードや関連キーワードなどとあわせて、記事作成に役立てていってください。

共起語の調べ方

共起語を調べる手順を解説します。

SEO上位記事で使われている共起語を調べる方法

共起語を調べるとき、まずはツールを使って調査します。

無料ツールなら「ラッコキーワード」が便利ですので、少し使い方を解説します。

例えば「文章力」というキーワードの共起語を調べたい場合、検索窓に文章力と入力し、ジャンルに「共起語」を選びます。

すると下記のように、そのキーワードで検索上位を獲得している記事内で使われている共起語が一覧で表示されます。

なおCSVファイルでダウンロードしてGoogleスプレッドシートに読み込むと、分析しやすくて便利です。

ページ内で使われている共起語の調べ方

共起語がわかったら、自分の記事でどのくらい使われているのか比較調査してみましょう。

記事ページを開き、Macなら「command+F」Windowsなら「Ctr+F」を押して検索ウインドウを開き、共起語がどのくらい使われているのか調べてみてください。

使われていない言葉があったらあえて解説に含めてみたり、SEO上位記事と比べて頻出しすぎている言葉あったら別の言い回しに修正してみたりすることで、より読者にとってわかりやすい記事に修正するのに役立ちます。

サイト内で共起語が使われているページの調べ方

基本的にはURL単位で共起語を見ていくことが大切ですが、サイト全体のキーワード傾向を掴むためにも共起語が役立ちます。

「site:サイトURL “共起語”」のコマンドでGoogle検索すると、共起語が1回でも文中で使われていて、Google検索エンジンにインデックスされているページを一覧で確認できます。

少々上級者向けのTIPSになりますが、サイト全体のカニバリ調整をおこなう際などに役立てられることがあります。

共起語に関してよくある質問

共起語と関連キーワード、サジェストキーワードの違いは?

対策キーワードを起点としてまとめると、共起語は一緒に頻出する言葉。関連キーワードは似た意図で検索される言葉。サジェストキーワードは、対策キーワードの後ろにつけて検索される2語目や3語目の言葉です。

共起語とSEOの関係性は?

その言葉の意味や解説内容を、クローラーに正しい意図で伝えるために役立ちます。しかしあえて共起語を大量に入れ込むようなSEO施策は、現在ではおこなわれません。例えばSEO上位記事の共起語を調査して、自分たちの記事でも使われているか確認し、よりわかりやすい記事コンテンツへメンテナンスするような用途で活用します。

まとめ

共起語は、その記事を初めて書くときというよりも、後々メンテナンスするときなどにチェックするのがおすすめです。

初めから共起語に引っ張られて記事を書くのではなく、よりわかりやすく調整するために活用していきましょう。

下記SEOライティングに関する記事も、あわせて参考にしてみてください。

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