この記事では「商標記事」の書き方について解説していきます。
商標記事を書いて検索上位を取っていくには、絶対的に必要な要素があります。もちろんそれは商品によっても、狙うクエリによっても少しずつ変わりますが、本質は同じです。
今回はどんなジャンルの商標記事にも応用できる情報を、商品選び段階から体系的にまとめましたので、商標記事を書く際にお役立てください。
商標記事とは
商標記事とは、なんらかの商品やサービスについて書かれた記事全般を指します。
商品の評判や使い方、使うメリット、特徴、料金などを解説することで、購入や申し込みを検討している方への直接的な宣伝になりますので、アフィリエイト成果に繋がりやすい記事ジャンルです。
ブログアフィリエイトをするうえでは、成果を上げるためにも、SEO対策をするためにも欠かせない記事だと言えます。
商標記事を書く意味と役割
ブログアフィリエイトをする中で、商標記事を書く意味は大きく2点。成果に直結するキラーページとしての役割と、サイト全体のSEO対策の一貫としての役割を持ちます。
これらを知っておいてください。
アフィリエイト成果を獲得するキラーページになる
商標名を検索キーワードに含めて調べ物をする方は、基本的に「悩みや課題が解決されたら購入したい」と検討している人ばかりです。
「商標記事」にはそういった方の悩みを解決に導くための情報を書きますので、アフィリエイト成果に近い「キラーページ」としての役割を持ちます。
たとえば「ダイエットのためにパーソナルジムに申し込んだ方」の一般的な検索行動は、下記のような流れになります。
検索KW例:「ダイエット方法 おすすめ」など
検索KW例:「パーソナルジム おすすめ」「パーソナルジム 安い」など
検索KW例:「ライザップ 評判」「ライザップ リバウンド」など。
商標記事はここでユーザーの課題を解決するのが役割になる。
この最終段階でジム公式サイトへのリンクを踏んでもらえればアフィリエイト成果へ。
商標記事は、悩んでいるユーザーの背中を押すような役割を持っている重要なページです。
商標記事によって課題が解決されて「では申し込もう」と思ったときに、公式サイトへのアフィリエイトリンクが設置されていれば、高い確率で成果に繋がります。
まとめキーワードのSEO対策に必要
商標記事は、まとめ記事のSEO対策にも必要なページです。
SEO対策においては「情報の網羅性」が大切だと言われており、それには団体戦のイメージを持つことが大切です。よく「トピッククラスターモデル」と呼ばれる考え方に則ると、例えば下記のようなキーワード構成で対策していくことになります。
なにか特定のジャンルにおける「おすすめ/比較記事」の検索順位を上げていくために、関連情報である商標キーワードに関する記事が「情報の網羅性」の観点で必要になる場合があります。
このように、より競合性の高いキーワードのSEO対策をする上でも、商標記事は大切な役割を持ちます。
商標記事の書き方6ステップ
ここからは、商標記事の書き方を解説していきます。
なお「わかりやすい文章の書き方」については下記の記事にまとめていますので、基礎的な部分から確認したい場合はあわせて参考にしてください。
ここでは、あくまで「商標記事」を書くときの手順を6ステップでお伝えしてゆきます。
- 商品を決める
- 対策するキーワードを選定する
- 対策するキーワードにあわせて根拠を集める
- 記事構成を作る
- CVポイントを作りながら執筆する
- 定期的に記事をメンテナンスする
1. 商品を決める
まずはどの商品についての商標記事を書くか決める「企画」をしていきます。商品選びの材料になるのは、下記のような情報です。
- メディアのジャンル
- 知名度
- 価格やコスパ
- 評判の高さ
まずは運営しているメディアで発信する情報ジャンルに関連する商品であることが大切です。
その上で知名度が高く、価格がちょうど良く、評判の良い商品ほど売れます。人気のない商品はそもそも検索されませんし、質が悪ければどれだけ良い記事を書いても売れにくいのが事実です。
売れやすい商品を選ぶのが、商標記事を書いてアフィリエイト収益を上げていくうえで大切なことです。
2. 対策するキーワードを選定する
商品を決めたら、具体的に対策していくキーワードを選定します。
例えば「楽天モバイル」という商標ひとつとっても、びっくりするほど多くのワードで検索されています。
全部のキーワードに対して記事を作ると、ほぼ確実に「カニバリ」が発生して記事同士が足を引っ張り合ってしまいます。たとえば「評判」と「口コミ」を検索する意図はほぼ同じですから、一般的にはひとつの記事で対策します。
また「楽天モバイル cm 女優」の検索キーワードは商品に興味があるわけではなく、女優さんに興味があるキーワードですから、成果からは遠く対策する必要が薄いと判断する場合があります。
その検索キーワードに込められたニーズや、記事を掲載するメディアの特性なども考えながら、実際にどのキーワードを対策していくか整理しましょう。
3. 対策するキーワードにあわせて根拠を集める
対策する(記事を作成していく)キーワードを整理したら、次に記事を書く根拠を集めます。
基本的には、実際に使ってレビューするのが1番の近道です。あるいは口コミや評判を集めたり、運営者へインタビューをしたり、実際に使った人たちへのインタビューやアンケートを実施したりすることもあります。
適当にネットの情報を切り貼りして書いてしまうのではなく、そのメディアだからこそ書ける商標記事を書くのが大切です。
4. 記事構成を作る
次に、記事構成を作ります。
慣れてきたらいきなり執筆していっても問題ありませんが、基本的にはキーワードごとに細かく検索ニーズを調査して、見出しを整理した記事構成を用意しましょう。
商標記事の基本的なテンプレートは記事下部の有料パートに掲載していますので、ご参考ください。
構成の基本的な作り方については、下記の記事でも解説しています。
5. CVポイントを作りながら執筆する
記事構成ができたら、実際に執筆していきましょう。
その際、CV(コンバージョン)ポイントを作っていくことが大切です。基本的な考え方としては、ユーザーが抱えるなんらかの悩みを解決できたポイントごとにアフィリエイトリンクを設置していくようなイメージです。
ボタンにしたりテキストリンクにしたりと、リンクの設置方法はメディアごとにさまざまですが、あまりクドくなりすぎないよう「ちょうど良い場所」にCVポイントを作っていってください。
6. 定期的に記事をメンテナンスする
商標記事はアフィリエイト成果にもSEO対策にも重要なページですから、書いて終わりではありません。
まずは検索順位を上げる方向性で定期的に記事のメンテナンスをしていき、ある程度のアクセスが出てきたら、次は送客数を上げていくためのメンテナンスをしていきます。
そのためには数値計測も大切ですので、あわせてGTMやGA4を活用したアクセス解析体制の構築なども検討してみてください。
商標記事を書く商品の選び方
商標記事を書いてアフィリエイト成果アップを狙う場合、そもそも売れやすい商品を選ぶことが大切です。売れない商品は、どれだけ良い記事を書いてもなかなか売れません。
成果に繋がりやすい商品を選ぶには、下記の項目をチェックしてみてください。
- 知名度や人気が高い
- ユーザーに購入する必要性や理由がある
- 見込み客の人口が多い
- 無料プランや無料体験がある
- 支払いが簡単にできる
- 掲載するメディアに専門性がある
知名度や人気が高い
まずは商品自体が持つ人気や知名度の高さが大切です。
例えば転職エージェントを選ぶときに、まったく聞いたことのない小さなエージェントと、マイナビやリクルートなど知名度のある企業のエージェントでは、圧倒的に知名度がある方が申し込まれます。
各社がテレビCMを出したりPRに力を入れたりするのはそれが理由で、意外と「よく知っていて親近感がある」という理由で購買につながることは多いのです。
その商品にどれだけ人気度があるか調べる際は、例えばGoogleキーワードプランナーでCPC(広告出稿単価)を調べてみたり、Googleトレンドを使ってトレンド性をチェックしたり、Twitterでどのくらい話題になっているか調べたりすると良いでしょう。
ユーザーに購入する必要性や理由がある
それがどれだけ品質が良く、知名度のある商品だったとしても、そのユーザーに「買う理由」や「必要性」がなければ売れません。
例えばロボット掃除機のルンバは、自分で掃除をする時間をとれる人から見れば高いだけの掃除機です。しかし時間がない代わりにお金に余裕がある人にとっては、10万円でも安いと感じるものです。つまりお金のないユーザーよりも、ある程度所得の高いユーザーに向けた記事にした方が売れやすい可能性があります。
また、一番強いのが「緊急対応」が必要なものです。今すぐ調べて今すぐ解決しなければならない問題に関するサービスは、ジャンル的にとても売れやすいと覚えておいてください。例えば「水道トラブル」や「即日審査の降りるローン」などは問題の緊急性が高く、そのユーザーにとって使いやすそうであれば、知名度が低くても売れやすい可能性があります。
見込み客の人口が多い
また、その商品の「お客さん」になるかもしれない人口が多ければ多いほど、多くの成果にも繋がりやすい傾向にあります。もちろんそうとも限らないケースはありますので、一般的な話です。
例えば男女が限定されている商品は見込み客が「全人口の半分」になりますし、年齢が限定されているサービスも同様に見込み客が絞られます。とくにわかりやすいのが「店舗への来店」が成果条件になっている商品で、札幌にしか店舗がないサービスと、全国に100店舗以上のサービスがある案件では、後者の方が一般的に多くの成果に繋がります。
店舗数の多さに加えて「その商品が解決できる悩みで困っている人の多さ」も考えて選ぶと良いでしょう。
無料プランや無料体験がある
「無料プラン」や「無料体験」があるサービスは、ないサービスと比べて圧倒的に成約に繋がりやすい傾向にあります。
とくにサブスク型の商品の「基本無料で使い放題」や「30日無料」「初月無料」などにはかなりの破壊力があります。
「とりあえずいくつか登録してみて良かったものを使おう」と言ったように登録までの心理的ハードルがかなり低くなりますから、積極的に書いていきたい商標です。
支払いが簡単にできる
意外と大切なのが支払いの簡単さで、これには「登録」と「支払い」の2段階でハードルがあります。
例えば何かを買うときに、まったく聞いたことのないECサイトへあらたに住所やクレカを登録するのはハードルが高い行為です。人は「いつも使っている楽天やAmazonで買いたい」と思うものですので、そういった有名なECサイトで販売されている商品を選ぶことも大切です。
また、支払い方法が豊富なことも大切です。例えば銀行振込にしか対応していない場合、購入までのハードルがかなり高くなります。クレカは当然として、PayPayやGoogleペイといった支払い方法や、後払いができるPaidyなどに対応していると、さまざまな人の支払いニーズに対応できます。
基本的には「みんなが使っているサイトで販売しているもの」を選ぶのが一番ですが、そうでなかったとすれば、支払い方法がある程度豊富な商品やサービスを選ぶことも大切です。
筆者や掲載するメディアに専門性がある
根本的な話になりますが、まったく専門でもなんでもないメディアに商標記事を書いても、なかなか成果に結びつきません。
例えば文章やWebライティングに関する情報を発信している当サイト「文亭」でカードローンについての記事を書いたとします。すると金融関連の専門メディアでもないのでSEOでも上がらないでしょうし、ほかの記事を読みにきてくれた読者にとっても興味がなく、とくに売れないことが予想できます。
まずはメディアが持つ専門性を活かせるジャンルに関連した商品を選ぶことが、SEOの観点でも、収益化の観点でも大切なことです。
商標記事のSEO対策で失敗しやすいこと
次に、商標記事のSEO対策においてよくある失敗をご紹介していきます。
これまで様々なメディアで携わってきた中で、だいたい失敗しているのは下記のような状況のメディアです。
- 1記事1KWを守って「商標+◯◯」を沢山書いてしまう
- すべての商標記事を1位にしようと思って内部リンク構造を間違える
- オリジナリティを出そうとして横道に逸れすぎる