SWELLでスライダーを実装する方法3選

今回は、WordPressテーマ「SWELL」をつかってスライダーパーツを実装する方法を解説していきます。

標準機能で簡単に実装できて、便利にカスタマイズできるパーツが3種類用意されていますので、ご参考ください。

  • 「そもそもSWELLとは」については、下記の記事をご参考ください。
  • カスタマイズ内容は、記事最終更新日時点のSWELL最新バージョンで動作確認しております。
  • カスタマイズは自己責任にてお取り組みください。心配な方は、作業前にバックアップを取っておくことをおすすめします。
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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webディレクター
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

SWELLで実装できるスライダーの種類

SWELLの標準機能で実装できるスライダーは、現在3種類あります。

  • トップページの記事スライダー
  • リッチカラムのスライダー表示機能
  • テーブルのスライダー表示

まずはそれぞれどのような見た目や仕様になるのか、簡単に見ていきましょう。

トップページの記事スライダー

SWELLのカスタム項目に用意されている「記事スライダー」機能を使うと、トップページ上部(メインビジュアル下)に任意の記事をスライダー表示させられます。

とくに読んでほしい記事をトップページに表示するような用途であれば、この機能を使うと良いでしょう。

リッチカラムのスライダー表示機能

記事中にスライダーを実装したい場合は、リッチカラムブロックを使い、スライダー表示にカスタムします。実際に使ってみると、下記のような仕様に。

スクロールできます

画像でも

メリットデメリット
メリット
メリット
メリット
メリット
デメリット
デメリット
デメリット
デメリット

こんなテーブル(表)でも

  • リスト
  • リスト
  • リスト
  • リスト

こんなリストでも

なんでもスクロール表示できます。

おそらく多くの方がイメージしている「スライダー」は、この機能で実装できるかと思います。

テーブルのスライダー表示機能

詳細な比較表などを作る際に、テーブルをスライダー表示させることもできます。実際に実装すると、下記のような挙動になります。

スクロールできます
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各製品の比較

とくに比較記事などで便利に使える機能です。

SWELLでトップページにスライダーを実装する方法

それでは、トップページにスライダーを実装する方法を解説していきます。

1. 「記事スライダー」のカスタマイズ項目へ

まずはダッシュボードから「外観→カスタマイズ」と進むと、下記の画面へ。

「トップページ」へ進むと下記の画面になるので「記事スライダー」を選びます。

2. 「記事スライダー」のカスタマイズへ

記事スライダーのカスタマイズ項目へ入ると、下記のような画面になります。

ここでカスタムしていきましょう。カスタマイズできる機能は、下記のとおりです。

記事のピックアップ方法

記事スライダーへ表示する記事の選定方法をカスタムできる項目です。

特定のカテゴリーかタグを設定している記事をピックアップできますので、効率よく使う場合は「記事スライダーに表示させたい記事だけに、専用のタグを設定する」という運用がおすすめです。カテゴリーやタグを指定せず空白にすると全記事から表示されます。

表示順は「ランダム」「投稿日」「更新日」「人気順」から選べます。

記事の表示設定

記事スライダー表示のデザインをカスタムできる項目です。おもに下記3点を調整できる項目です。

  • タイトルや日付の表示 or 非表示
  • カテゴリーの表示場所
  • 著者表示
スライド設定

スライダーの表示数やアニメーションについてカスタムできる項目です。

  • スライダーの枚数設定:1画面に表示される枚数
  • アニメーション速度:数字が小さいほど動きが速くなる
  • スライドが切り替わる間隔:数字が小さいほど自動スライドの間隔が短くなる

ほか、ナビゲーションやページネーション、スライド間の余白を設定できます。

その他の表示設定

その他スライダーのタイトルやカラーリングなどを調整できる項目です。

左右の幅を設定したり、文字色、背景色、背景画像を設定できたりしますので、よりオリジナリティを出したいときに設定してみてください。

ひととおりカスタマイズして公開すれば、トップページに記事スライダーが表示されます。

SWELLで記事中にスライダーを実装する方法

次に、リッチカラムブロックをつかって記事中にスライダーを表示する方法を解説します。

1. リッチカラムを選択

まずはスライダーを実装したい場所で「リッチカラム」ブロックを選択します。

すると下記のように、リッチカラムが記事に挿入されます。

2. 「横スクロールで表示する」にチェックを入れる

次に、リッチカラムのサイドバー設定項目にある「横スクロールで表示する」へとチェックを入れます。

すると下記のように、スライダー表示へと切り替わります。

3. 自由にコンテンツを作る

あとはスライダー表示させたいコンテンツを自由につくっていきましょう。

通常使えるブロックならほとんど何でもスライダー表示できますので、画像でも、テーブルでも、あとはアイデア次第です。

なお「横幅」をカスタムすれば、各カラムの表示幅を調整できます。1画面に多くのカラムを表示したいなら横幅を狭めに、そうでない場合は広めに取るなど調整してみてください。

SWELLのテーブルをスライダー表示する方法

次に、テーブルをスライダー表示する方法を解説します。

1. テーブルを挿入する

まずは「テーブル」ブロックを挿入します。

あるいは下記のように「パターン」へ進み、テンプレートとして用意されているテーブルを選んでも構いません。

2. 「横スクロール設定」を変更する

スクロールさせたいテーブルを選択して「横スクロール設定」の部分を設定します。

横スクロールの挙動は、下記の4種類から選べます。

  • 横スクロールなし
  • 横スクロール可能(SPのみ)
  • 横スクロール可能(PCのみ)
  • 横スクロール可能(SP&PC)

SPはスマホ表示、PCはパソコン表示の指定です。実際の運用では「PCのみ」を使う機会はほぼなく「SPのみ」か「SP&PC」を使うことになります。

テーブルの横幅を設定すると、広くするほど列の幅が広く取られ、狭くするほど列の幅が狭まります。良い見た目になるように設定してみてください。

SWELLで使えるスライダープラグイン

その他、プラグインを使うことでもスライダーを実装できます。ある程度人気で使いやすいスライダープラグインが2つありますので、ご紹介しておきます。

MetaSlider

MetaSliderを使うと、ある程度デザイン性の高いスライダーを簡単に実装できます。

ただし画像がメインになりますので、使いどころは限られますが、プラグインページにデモ動画が掲載されていますので参考にしてみてください。

MetaSliderプラグインページ

XO Slider

XO Sliderは、日本製のスライダー実装プラグインです。

画像ギャラリーのようなスライダーを実装できますので、例えば施設紹介をするページなどで便利に使える可能性があります。検討してみてください。

XO Sliderプラグインページ

SWELLのスライダー実装方法まとめ

SWELLのリリース初期は、トップページに表示する記事スライダー機能かテーブルのスライダー表示機能のみでしたが、現在はリッチカラムでもスライダーを実装できるようになりました。

リッチカラムのスライダー機能を使えば、プラグインを使わなくても自由度高くスライダーの挙動を実現できますので、ぜひうまく使ってみてください。

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