この記事では「好意」と「厚意」の違いについて解説します。
簡単にまとめると「好意」は相手に対して抱くものである一方「厚意」は相手から受けるものだと覚えておくと良いでしょう。
なお、こういった言葉を「同音異義語」と言います。間違いやすい同音異義語は下記の記事にまとめてありますから、併せて参考にしてみて下さい。
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「好意」と「厚意」の違いと使い分け方
「好意」と「厚意」には、下記の違いがあります。
違い
- 好意:好ましいと思う気持ち
- 厚意:感謝や親愛の気持ち
「好意」は他者に対して抱く感情であり「ある or ない」で表現することもできます。
対して「厚意」は人に対するというよりも、何かの行動に添えられる感情で、相手から受けるものです。
例えばプレゼントにまつわるシーンだと、下記のような使い分け方になります。
- 「好意」があるのでプレゼントをしてアピールする
- プレゼントをくれた「厚意」に感謝する
「好意」の意味と用法
「好意」の意味は、下記の通りです。
- その人にいだく親しみや好ましく思う気持ち。愛情の婉曲的な表現としても用いられる。
- その人のためになりたいと思う気持ち。親切な気持ち。
(出典・参考:デジタル大辞泉)
具体的な用法は下記の通り。
用例
- 彼女は、クラスメイトに密かに好意を寄せているようだ
- 好意的に受け止めてくれたようで、嬉しい
- 彼は、誰もが好意を持つ素晴らしい人柄だ
好意は、誰かが相手に対して抱く感情です。
「厚意」の意味と用法
「厚意」の意味は、下記の通りです。
- 思いやりのある心。他人が自分に示してくれた気持ちについていう。厚情。
(出典・参考:デジタル大辞泉)
具体的な用法は下記の通り。
用例
- ありがとうございます。ご厚意に甘えて喜んで頂戴します
- ご厚意に感謝します
- せっかくのご厚意ですが、今回はお断りさせていただきます
厚意は相手から受けるもの、というのが見分け方のポイントです。
まとめ
「好意」と「厚意」は、抱くものか、受けるものかという違いがあります。
「好意」は相手に対して抱くもの。「厚意」は相手から受けるもの。と覚えておくと良いでしょう。
シーンごとに、より適した表現を使っていって下さい。