日本語に対応しているコピペチェッカー(コピペチェックツール)を調査して、実務での使用に耐えうるおすすめツールを厳選しました。
Webで執筆する以上、コピペはシビアな問題です。
メディア側がライターの納品した記事をチェックするのはもちろん、ライターが自身の仕事の仕上げにチェックしたり、あるいは意図せず類似テキストを書いてしまっていないかSEO対策の一環でチェックしたりと、コピペチェッカーは業務の大きな手助けをしてくれます。
ぜひ自分に必要な機能を持つコピペチェッカーを導入して、業務効率アップを目指しましょう。
※この記事はPRを含む内容になっています。本ページのリンクからサービスへとお申し込みいただくことにより、当サイトへと広告料が発生する場合があります。
コピペチェッカー比較一覧表
今回調査したコピペチェッカーを、下記の通り比較表に整理しました。
ツール | 完全一致 チェック | 類似度 チェック | ツギハギ チェック | ファイル同士 のチェック | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
コピペリン | できる | できる | できる | できる | 月額500円 |
CopyContentDetector®︎ | できる | できる | × | × | 基本無料 有料プラン1,000円/月〜 |
こぴらん | できる | × | × | × | 完全無料 |
剽窃チェッカー | できる | × | × | × | 基本無料 有料プラン15ドル/月〜 |
chiyo-co | できる | できる | × | × | 月10回まで無料 有料プラン4,400円/月〜 |
今回様々なツールを調査したところ、日本語対応で実用に耐えうるコピペチェッカーは上記5つのみと判断しました。
(昔は大手クラウドソーシングサービスのクラウドワークスやランサーズもコピペチェックツールを運営していましたが、残念ながら両方2021年に提供終了しています。)
その中でも、正直なところ多くのライターを相手にするディレクション業務で使うならコピペリン一択と言えます。機能の豊富さが圧倒的で、さらに子供のお小遣い程度の料金で利用でき、コピペチェックツールの中では頭一つ抜きん出ている印象でした。
とはいえライター側がちょっとしたチェックで使うなら、無料ツールのCopyContentDetector®︎などでも事足る場合はあります。コピペチェックツールにどこまでの機能を求めるかによって選ぶと良いでしょう。
さっそく5つのツールの詳しいレビューを見たい場合は、下記ボタンから記事下部へとジャンプしてください。
コピペチェッカー(コピペチェックツール)とは?
コピペチェッカーとは、とある文章がどこかのWebページからコピペされたものではないか、自動で確認してくれるツールです。コピペの疑いがある元サイトを教えてくれたり、それがどのくらいの一致率なのか教えてくれたりします。
具体的には、下記のような機能を持ちます。
- 文章が完全に一致するページがないかチェックする
- 文章が似ているページがないかチェックする
- 様々なサイトから文章をツギハギしていないかチェックする
ただし、ツールごとにどこまでできるか異なります。自分が必要とする機能を持つツールを利用しましょう。
コピペチェッカーを利用するメリット
そんなコピペチェッカーですが、役立つシチュエーションは主に3つあります。ツールを使うメリットを見ていきましょう。
雇ったライターの原稿管理が容易になる
コピペチェッカーがもっとも役立つのは、多くのライターを雇っているメディア編集者です。
例えば5名のライターが月に20本ずつ記事を入稿してくれるとして、全ての記事を隅々まで目視でチェックしていては体が持ちません。コピペチェッカーを使えば、少なくとも「盗用」というクリティカルなリスクを回避できます。
コピペが発覚するとメディアや企業の責任問題になりかねませんので、自衛のためにもコピペチェッカーは必要なものです。
意図せず他サイトの文章を盗用していないか確認できる
自分がライターの場合、納品する原稿が意図せず盗用原稿になっていないかチェックするのも大切です。
プロとして文章を納品するにあたり、そこに悪意がなかったにせよ、他サイトと類似するような原稿を納品するわけにはいきません。場合により契約違反にも繋がります。
ライター側の自衛手段としても、コピペチェッカーは有用です。
オリジナリティのある原稿になっているか確認できる
SEO対策の観点では、記事の「オリジナリティ」は重要な評価指標と言われています。
自分のサイトの内容が他サイトと類似してしまっていないか、定期的にチェックするのにもコピペチェッカーが活用できます。
特に商品やサービスを紹介するブリッジページの多いアフィリエイトサイトだと、どうしても他のサイトと内容が似通ってしまう傾向にあります。コピペチェッカーを使うことで、SEO対策も効率よく行っていけるのです。
コピペチェッカーの選び方
では具体的にどんなポイントでコピペチェッカーを選べば良いのでしょうか。
基本的には以下の3つのポイントで比較してみてください。
判定スピードと機能のバランス
各コピペチェッカーごとに、判定スピードが大きく異なります。そして多くのチェック機能のついたツールほど、1回の判定スピードは遅くなる傾向にあります。
例えば300文字程度の細かい文章をスピーディにチェックしたい場合、機能が最低限で速いツールの方が良いかもしれません。一方で数千文字のSEO記事をチェックするなら、多少時間が掛かっても機能が豊富な方が実利がありそうです。
求める使い方によって選ぶと良いでしょう。
文字数制限
コピペチェッカーには、1回のチェックにおける文字数制限が設けられているものがほとんどです。
無料ツールはだいたい4,000文字〜5,000文字程度まで。有料ツールだと8,000文字〜無制限のものまでがあります。特に長文原稿を頻繁にチェックする場合などは、そのツールの文字数制限も確認しておきましょう。
料金
もちろんコピペチェッカーごとに料金も変わります。
完全に無料で使えるもの、一部機能が無料で使えるもの、完全に有料のものがあります。やはり有料ツールの方が、機能や信頼性も高くなる傾向にあります。予算の兼ね合いで選びましょう。
業務で使うのであれば、信頼性的な意味でも機能の豊富な有料ツールを選ぶことをおすすめします。
コピペチェッカーおすすめ5選
それでは、おすすめのコピペチェッカーを一つずつご紹介していきます。
今回調査した限りでは、多くのライターをディレクションするならコピペリン一択だと考えています。一方でライター側が自分の原稿をチェックするなど、さほど大量の原稿をさばかない場合は、無料ツールでも使えそうなものがあります。
公式サイトなどもチェックしながら、自分に合ったツールを使ってみて下さい。
コピペリン
コピペリンは、数あるツールの中でもトップクラスに信頼性の高いコピペチェックツールです。
テキストの完全一致はもちろん、複数サイトからの「つぎはぎ」も察知できる「あいまい連続不一致」があるのは、このツールのみ。テキスト貼り付け、ページURL、ファイルアップロードいずれにも対応していて、判定結果をワンボタンでレポートに出力できる優れものです。
月額わずか500円(年額6,000円)で利用できるため、特に外注ライターを多く雇ってディレクションをする場合は必須とも言えるツールです。
コピペリンを使ってみるCopyContentDetector®︎
CopyContentDetector®︎は、基本無料のコピペチェッカーです。「コピペチェッカー」や「コピペチェックツール」と検索したときに昔から上位に君臨し続けており、無料とは思えない精度を誇ります。
テキストの完全一致率はもちろん、独自のアルゴリズムで類似度判定もできる優れもの。これまでに自分が調べたテキストとの一致率も判定できます。
これだけの機能を持つ無料ツールは、少なくとも日本では他に見つかりません。コピペリンの使用が難しい場合は、CopyContentDetector®︎を活用しましょう。
剽窃チェッカー
剽窃チェッカーは、Plagiarismchecker.coが運営するコピペチェッカーです。無料版だと1回800文字までの制限がつきますが、チェックスピードがかなり早いのが魅力。いわゆるコピペチェックの他に「文法チェック」や「自動リライトツール」まで利用できます。有料版に契約すれば、1度に30,000文字までのチェックが可能になります。
chiyo-co
chiyo-coは、CROCO株式会社が運営するコピペチェッカー。チェックに少々時間はかかりますが、かなり細かくクロールしているようで、多くのサイトとのテキスト一致度を確認してくれます。テキストの一致度を判定できるのはもちろん「類似度チェック」が可能なのも魅力。基本的には有料ツールなだけあってID登録は必要ですが、無料で月に10回までお試し利用ができます。
コピペチェッカーで、業務効率を改善しよう
Webの文章に関わる仕事をしているなら、コピペチェックツールはきっと役に立ちます。
ぜひ自分に必要な機能を持つツールを導入して、もっと効率よく業務をこなしていってください。