「配布」と「配付」の違いとは?意味や用法、使い分け方

今回は「配付」と「配付」の言葉の違いについて解説します。

基本的に「配布」は広く一般的に何かを配ることを。「配布」は特定の相手にだけ何かを配ることを指します。適したシーンで使えるようにしておきましょう。

なお、こういった言葉を「同音異義語」と言います。間違いやすい同音異義語は下記の記事にまとめてありますから、併せて参考にしてみて下さい。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webディレクター
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

「配布」と「配付」の違いと使い分け方

「配布」と「配付」には、下記の違いがあります。

  • 配布:配って広く行き渡らせること
  • 配付:配って相手の手に渡すこと

よって駅前で大勢にチラシを配るなら「配布」を。親睦会の案内を特定の同僚にだけ配るなら「配付」を使います。

仮にWebで何かを配るシーンであれば、仮にメルマガ登録や会員登録などが必要な場合でも、不特定多数がダウンロードできるという意味で「配布」を選ぶのが適当です。「配付」はあくまで「こちらが選んだ相手にだけ渡す」というニュアンスだと捉えて、上手く使い分けて下さい。

なお「配付」に似た「頒布(ハンプ)」という言葉があり、意味も同じく「広く配ること」を指します。あまり見慣れないかもしれませんが「頒」も常用漢字ですから、併せて覚えておいて下さい。

「配布」の意味と用法

「配布」には、下記の意味と用法があります。

  • 広く配ってゆきわたらせること

意味としてはとてもシンプルです。とにかく沢山のものを、多くの人の手に配るときに使いましょう。

「配付」の意味と用法

「配付」には、下記の意味と用法があります。

  • 配って各人の手に渡すこと
  • 銘々に配り与えること

こちらもシンプルです。こちらが選んだある対象へと、何かを配るときに使いましょう。

まとめ

「配布」と「配付」は、相手が不特定多数か、こちらが選んだ特定の相手か、を考えて使い分けると良いでしょう。

  • 配布:配って広く行き渡らせること
  • 配付:配って相手の手に渡すこと

伝えたい文脈を考えて、適切な言葉を選んでいきましょう。

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