「講演」と「公演」の違いとは?意味や用法、使い分け方を解説

この記事では「講演」と「公演」の違いについて解説します。

簡単にまとめると、なんらかのテーマについて大勢の前で話をする場では「講演」を。音楽や演劇、サーカスなどの芸術を披露する場では「公演」を使いましょう。

なお、こういった言葉を「同音異義語」と言います。間違いやすい同音異義語は下記の記事にまとめてありますから、併せて参考にしてみて下さい。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webディレクター
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

「講演」と「公演」の違いと使い分け方

「講演」と「公演」には、下記の違いがあります。

  • 講演:大勢の聴衆に向けて特定の題目について話すこと
  • 公演:大勢の人のいる前で演技や演奏を行うこと

どちらも人に披露するものですが、披露する内容が「スピーチ」の場合は「講演」を使い、演技や演奏などの場合は「公演」を使います。

例えばサーカス団がいたとして、空中ブランコなどサーカスの演目を披露するのは「公演」です。しかし座長がどこかから依頼されて「どうやって日本一のサーカス団を作ったのか」を話すときは「講演」となるわけです。

「講演」の意味と用法

「講演」の意味は、下記の通りです。

  • 大ぜいの人に向かって、ある題目に従って話をすること。また、その話。

(出典・参考:デジタル大辞泉)

具体的な用法は下記の通り。

用例
  • 起業して大成功した実業家の講演を聞きに行く
  • プロを引退したスポーツ選手が講演会を開き、トレーニング方法やメンタルコントロールについて話す
  • 東大出身の実業家に講演依頼をする

内容が「スピーチ」や「プレゼン」など、話をすることに限定されるのがポイントです。

「公演」の意味と用法

「公演」の意味は、下記の通りです。

  • 演劇・演芸・舞踊・音楽などを、公開の場で演じること

(出典・参考:デジタル大辞泉)

具体的な用法は下記の通り。

用例
  • 人気の劇団の公演チケットは、いつもすぐに売り切れてしまう
  • 気になるバンドの公演スケジュールをチェックする
  • 主演女優の体調不良により、本日の公演は延期となってしまった

音楽や演劇、サーカスなどの、エンタメ的な演目に対して使う言葉です。

まとめ

「講演」と「公演」は、どちらも大勢に披露する場ですが、披露する内容に違いがあります。

スピーチを求められている場では「講演」を。音楽や演劇、サーカスなどエンタメ性のある演目を披露する場では「公演」を使うと良いでしょう。

シーンごとに、より適した表現を使っていって下さい。

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