「終了」と「修了」の違いとは?意味や用法、使い分け方を解説

この記事では「終了」と「修了」の違いについて解説します。

簡単にまとめると、もうこれ以上続かない場合には「終了」を。ある一定のカリキュラムをクリアしたときには「修了」を使うと良いでしょう。

なお、こういった言葉を「同音異義語」と言います。間違いやすい同音異義語は下記の記事にまとめてありますから、併せて参考にしてみて下さい。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webディレクター
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

「終了」と「修了」の違いと使い分け方

「終了」と「修了」には、下記の違いがあります。

言葉の違い
  • 終了:何かが終わること
  • 修了:学問において、一定期間の学習プログラムを済ませること

終了」は「終わる」という字の通り、もうこれ以上続かないというときに使います。一方で「修了」は「修める」という言葉の通り、定められた一定のカリキュラムを受講し終えたときに使います。

高校のカリキュラムを例にあげて説明すると、下記のような用法になります。

  • 三年生の課程をすべて「修了」した
  • 卒業できて、高校生活が「終了」した

「終わる」と「修める」の言葉の意味の違いが、そのまま反映されたようなイメージで覚えておきましょう。

「終了」の意味と用法

「終了」の意味は、下記の通りです。

  • 物事がすっかりおわること。また、おえること。

(出典・参考:デジタル大辞泉)

具体的な用法は下記の通り。

用例
  • 本日の営業は終了しました
  • 終了予定時刻は21時ごろだ
  • すべての手続きが修了した

もうこれ以上続きがない、文字通り「終わる」ときに使う言葉です。

「修了」の意味と用法

「修了」の意味は、下記の通りです。

  • 学業などの一定の課程を終えること。

(出典・参考:デジタル大辞泉)

具体的な用法は下記の通り。

用例
  • 春休みに補習を受けて、高校二年生の課程をなんとか修了する事ができた
  • 大学院の博士課程をすべて修了し、博士号を取得した
  • 自動車教習所の修了検定に合格したので、次回からはいよいよ路上教習が始まる

カリキュラムが終わったときに使う言葉です。

まとめ

「終了」と「修了」は、意味は似ていますが明確な違いがあります。

もうこれ以上続かない場合には「終了」を。ある一定のカリキュラムをクリアしたときには「修了」を使うと良いでしょう。

シーンごとに、より適した表現を使っていって下さい。

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