当記事では日本語文法における「言葉の単位」について解説します。
「言葉の単位」が指しているものや意味、使い方などについてわかりやすくご紹介しますので、ぜひこの機会におさらいしていって下さい。
また日本語文法の全体像は下記の記事で解説していますから、言葉の単位だけでなく全体的におさらいしたい方は、併せて参考にしてください。
言葉の単位とは
言葉の単位とは「文章・段落・文・文節・単語」に分けられる、文章を構成する要素の種類のこと。
「単語」が集まって「文節」に。「文節」が集まって「文」に。「文」が集まって「段落」に。「段落」が集まって、コンテンツとして成り立つ「文章」になります。
普段あまり意識することはないかとは思いますが、ぜひ知識として知っておきましょう。
言葉の単位の詳しい解説
ここからは、言葉の単位である「文章・段落・文・文節・単語」それぞれが指すものや、その意味について解説していきます。
単語
単語とは、文章を構成するなかで最小単位の言葉のこと。もう少し細かく分類すると「自立語」あるいは「付属語」を指します。
例えば「今日は月が綺麗」という文の中では「今日」「は」「月」「が」「綺麗」という言葉を、それぞれ単語として扱います。
文節
文節とは単語単体、あるいはいくつかの単語で構成された、意味が通じる最小単位の言葉のこと。文法的に言えば、自立語と付属語で構成された言葉です。
例えば「私は|2年前から|ずっと|文章の|勉強を|している」という文では「|」で区切った言葉が文節の区切りになります。
文
「文」とは、句点(。)から句点までで構成される言葉の集まりのこと。最低限「独立語」だけ、あるいは「(主語+)述語」があれば成り立ちます。
例えば「明日は晴れると良いな」というような、メッセージを持つ言葉の集まりが「文」として扱われます。
段落
段落とは、一つ、あるいは複数の文が集まって構成されているブロックのこと。基本的には、話題が続いているひと続きの文をまとめて「段落」として構成します。
「読み手が読みやすいように」という視点で、段落分けを考えていくと良いでしょう。
文章
文章とは、いくつかの段落が集まって構成されている、一つのコンテンツとして成り立っているもの。
当サイトでは「文章は、読み手を動かすために書くものである」と定義づけて解説しています。
まとめ
言葉の単位は「文章・段落・文・文節・単語」という5つの種類に分けられます。
普段書くときに毎回意識するというよりも、人に説明するときに正しい意味で使えるようにしておきましょう。
文章に関する基礎知識としては「文の成分」に関しても知っておいて損はありませんので、よろしければ併せておさらいしておいて下さい。