「要件」と「用件」の違いとは?意味や用法、使い分け方を解説

この記事では「要件」と「用件」の違いについて解説します。

簡単にまとめると、用事や予定の事を「用件」と。条件のことを「要件」とあらわします。

なお、こういった言葉を「同音異義語」と言います。間違いやすい同音異義語は下記の記事にまとめてありますから、併せて参考にしてみて下さい。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webディレクター
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

「要件」と「用件」の違いと使い分け方

「要件」と「用件」には、下記の違いがあります。

  • 要件:必要な条件、大切な用事
  • 用件:用事、伝えるべき事柄

例えばプログラミングの仕事では「要件定義」という言葉があります。システム開発会社でありそうな会話を例に挙げると「電話の用件なんだったの?」「要件定義の件でした」のような会話がありそうですね。

また「要件」には「大切な用事」の意味も含まれますから「用件」の上位互換のような言葉としても使えます。

適切に使い分けられるように、各言葉の意味を理解しておいてください。

「要件」の意味と用法

「要件」の意味は、下記の通りです。

  • 大切な用事
  • 必要な条件

(出典・参考:デジタル大辞泉)

具体的な用法は下記の通り。

用例
  • 求人票の応募要件には、その企業の欲しい人物像が書いてある
  • クライアントの要件を満たしているか、要件定義を確認する
  • 先に要件を聞いておく

「条件」や「要望」とも似たニュアンスの言葉です。

「用件」の意味と用法

「用件」の意味は、下記の通りです。

  • なすべき仕事
  • 伝えるべき事柄

(出典・参考:デジタル大辞泉)

具体的な用法は下記の通り。

用例
  • それで、本日のご用件は?
  • 彼は用件が済んだらすぐに帰ってしまった
  • 受付で用件を伝えるとすぐに案内された

こちらは「用事」と言い換えることもできます。

まとめ

「要件」と「用件」は、どちらもビジネスシーンで使う用語です。

基本的には、用事や予定の事を「用件」と。条件のことを「要件」とあらわしてください。

シーンごとに、より適した表現を使っていって下さい。

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